- いくつもの時代が混在するミャンマー最大の都市ヤンゴン。
ヤンゴンは、ミャンマーの旧首都です。
ミャンマー最大の都市であり、黄金のパゴダや緑の豊かな公園やインヤー湖などがあります。
その歴史は古く、もともとは2500年前にシュエダゴンバゴダの聖地があるダゴンという小さな町でした。
その後、1755年にビルマ族のアラウンバヤー王がこの地を占領し、「戦いの終わり」という意味であるヤンゴンと名付けられました。1824年、1852年、1885年の3度に渡る英緬戦争によってミャンマー(ビルマ)全土がイギリスの植民地となりました。その後、ミャンマーの首都として経済的に発展した
街となりました。1970年代にはヤンゴンは東南アジアで一番きれいな都市といわれ、当時、シンガポールがヤンゴンを見本として都市計画を立てたほどでした。
夜、訪れるシュエズィゴンパゴダは幻想的。
幻想的な夜のシュエズィゴンパゴダ。
2600年以上前に建てられたシュエタゴンパゴダ。言い伝えによるとタポゥタとパッリカ兄弟の商人がインドで出会ったブッダから8本の整髪をもらい受け、この地に奉納(安置)したのが起源とされています。
その後、歴代の王と権力者達がパゴダ(仏塔)の増築を進め、たびかさなる拡張工事の末、大小あわせて60余りの塔に囲まれた大仏塔となりました。
現在の仏塔の原型は15世紀中期にモン族の女王シンソープによって完成しました。
言い伝によると女王シンソープは、自分の体重と同じ量の金を寄進したそうです。
シュエダゴンパゴダの境内は、東西南北にある門から入り、階段を上った先にあります。
高さ約100メートルの黄金のストゥーパを中心に60余りの仏塔や廟が立ち並ぶ空間となっています。
境内を歩いて見ると、お花、お線香、蝋燭等を捧げる人、自分の生まれた曜日の祭壇に水をかける参拝者達も見ることができます。
ミャンマー仏教徒達の信仰心の深さにふれることができるかもしれません。
ヤンゴンの中心にある繁華街のランドマーク的な存在となっているスーレーパゴダ。2000年前に建てられ、ブッダの整髪が安置されていると信じられています。高さは46メートル。周囲にはイギリス植民地時代に建てられた市役所、最高裁判所などの建物があります。
ボーヂョー・アゥンサン・マーケットは、ヤンゴンで最も大きく、賑やかな市場のひとつです。
イギリス植民地時代の1926年に建てられ、生鮮食料品は扱っていませんが、ほとんどが、日用品や宝石・ジュエリー類から伝統工芸品の漆、シルク織の衣類、木綿などで、様々な土産物を扱うお店が多くあります。
場内には銀行や両替所もある東洋の典型的なマーケットです。